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日本の茶文化について

  • Mugicha, the Flavor of Summer in Japan - Yunomi.life

    日本の夏の味、麦茶

    こんにちは、夏ですね!日が長くなり、光も増すこの季節、花々やその花粉媒介昆虫たちを楽しんでいらっしゃるでしょうか。 前回の投稿では、冬のお茶として親しまれがちな三年番茶について触れました。個人的には、他の季節でも美味しく飲めると思っています。しかし今日は、これから暑い夏を迎えるにあたり、日本の家庭では欠かせない夏の定番ドリンクである麦茶について触れたいと思います。子供の頃、家の冷蔵庫には必ず麦茶が常備されていたのを覚えています。そこで今回は、麦茶とは何か、その歴史、そして時代とともに麦茶の消費がどのように変化してきたのかをお伝えしたいと思います。 麦茶 麦茶は日本語で麦茶を意味します。大麦は小麦科に属しますが、パン、パスタ、うどん、パンケーキを作る際に使われる大麦とは異なります。大麦は穀物の一種で、ビール、味噌、醤油などの原料として使われます。穀物として食べることはあまり馴染みがありませんが、文明の歴史において、大麦は低温や干ばつに強いことから、主食として重宝されてきました。米が主食とされる日本でも、戦前は米よりも大麦を多く食べていました。 大麦とライ麦は見た目が似ていますが、どちらも種子から芒と呼ばれる小さなとげのある毛が伸びていますが、小麦にはそれがありません。左の写真は日本の大麦畑です(撮影: 鍋島明茶)。 右の写真は、私たちが最近フランスで訪れた、パン用に収穫されるライ麦と小麦の混植畑です(撮影:ジミー・バーリッジ)。 麦茶は、大麦を焙煎し、その後煮出して作られます。釜で直接火を入れる(釜炒り法など)のに対し、伝統的な製法は砂炒りという、時間と手間のかかる工程を採用していました。砂を熱することで、大麦を釜でじっくりと焙煎し、豊かな香りを引き出すと同時に、焦げ付きを防ぐことができました。砂炒りでは火が強すぎないため、お茶本来の旨味と甘みが保たれます。現在では、この製法で作られた麦茶を見つけるのはかなり稀ですが、 可能です! ショップ鍋島 飛騨むぎ茶 麦茶(バルク) 飛騨むぎ茶 ロースト大麦。 photo by 鍋島メイチャ 麦茶の簡単な歴史 日本では、平安時代(794-1185)から麦を焙煎して飲む習慣がありました。その意味では、麦茶は緑茶よりも早く日本に広まり、当時の貴族や武将たちは麦茶を「麦焦がし(むぎこがし)」と呼ばれる飲み物として楽しんでいたと言われています。彼らは焙煎した大麦の粉と砂糖を熱湯または酒に溶かして飲んでいました。そう、麦茶は最初は熱湯で、しかも驚いたことに砂糖まで加えられて飲まれていたのです! 麦茶が町民に親しまれるようになったのは、江戸時代( 1603~ 1868年)末期になってからでした。当時は「麦湯店」という店で飲まれていました。ちなみに、 「麦湯」という漢字は温かい飲み物であることを示しており、当時はまだ主に温かい飲み物が主流でした。明治時代(1868~1912年)には、麦茶は一般家庭や喫茶店でもさらに普及しました。そして1963年、麦茶革命が起こりました。その背景は? 東京オリンピックの前年、株式会社常陸屋本舗が最初の麦茶ティーバッグを発売したのです。お茶を手軽に淹れる方法と、冷蔵庫の普及が相まって、冷たい麦茶の人気が高まりました。 2年後の1965年、石垣食品は、沸騰させる必要もなく、お湯に直接浸すだけで​​作れる麦茶ティーバッグを発売しました。さらに、大麦は初夏に収穫されるので、麦茶が夏の定番となった理由も納得できます。 冷たい麦茶を一杯。 photo by 鍋島メイチャ パンデミック中の麦茶...