四幅の中で、最も有名で広く知られているのが第一幅です。ウサギ、カエル、サルといった動物たちが人間の真似をする様子が描かれています。可愛らしくユーモラスな描写が多く、日本初の漫画とも言われています。漫画と呼ぶかどうかはさておき、この楽しく活気のある作品は一見の価値があります。
日本にお住まいの方、あるいは近々京都への旅行を計画されている方にとって、この歴史的傑作を鑑賞する絶好の機会です。そして、京都エリアの紅葉は今が見頃ですので、お忘れなく。
展示会情報
場所:京都国立博物館
期間:2014年10月7日~11月24日
開館時間:午前9時30分~午後6時(入館は午後5時30分まで)/金曜日午前9時30分~午後8時(入館は午後7時30分まで)
休館日:月曜休館 ※月曜日が祝日の場合は開館し、火曜が休館となります。
詳細はこちら:http: //www.kyohaku.go.jp/eng/special/index.html
鳥獣戯画(ちょうじゅうぎが)は、平安時代後期(794-1185)から鎌倉時代(1185-1333)にかけて制作されたとされる四幅一組の国宝です。鎌倉の僧、明恵上人(1173-1232)によって建立された京都の高山寺が所蔵しており、長年にわたる修復工事を経て、現在、全幅が京都国立博物館に展示されています。