日本に住む外国人陶芸家として生きるのは、実に興味深いことです。私の作品が日本の壺のように見えることに驚き、喜んでくださるお客様にもお会いしました。また、私の作品が日本の壺のように見えることに落胆されるお客様にもお会いしました。私が壺を作れること自体に驚かれるお客様もいらっしゃいました。私の創作意図について尋ねてくださるお客様には、こう申し上げています。私は日本風やアメリカ風の壺を作ろうとしているのではなく、自分が美しく機能的だと思う壺を作ろうとしているのです。私は自分の壺を作りたいのです。
私の作品の多くは唐津様式であるため、自然と日本的な趣があります。私の大きな目標の一つは、古代アメリカと現代アメリカの両方の影響を唐津の伝統にうまく取り入れることです。陶芸家として私にとって唐津焼が魅力的な理由の一つは、そのシンプルさと洗練さが流行やファッションの枠を超えていることです。良質な唐津焼は、何ヶ月、何年も使うだけでなく、何世代にもわたって機能的かつ美しく、長く使い続けられるでしょう。陶芸家としての私の目標は、唐津の風味を持ちながらも、国境や文化の境界を越えた作品を生み出すことです。生きた伝統としての唐津は、日本と韓国の文化を代表する、実に幅広い作品を包含しています。唐津の伝統の未来が、他の文化的影響も取り入れていくのは、私にとって全く自然なことのように思われます。
機能的にも美しくも、皆様の暮らしを豊かに彩る器を作りたいと思っています。使い込むほどに味わい深く、時を経て、皆様のライフスタイルを反映し、より美しく変化していく器。目に美しく、指先、唇、舌、鼻、耳にも心地よく馴染む器。私の作品を通して、500年続く日本と韓国の伝統と技術、佐賀の風土に育まれた陶器の素材、異文化と日本文化の息吹、そしてシンプルで美しい器を探求し、創り続ける私の情熱を感じていただければ幸いです。