武尾家は100年近く茶農家として営んできましたが、1985年、茶農家の武尾和夫氏は農薬が環境に与える影響に大きな関心を抱き始めました。特に、茶畑に隣接する竹林の生育状況の変化に心を痛めていました。当時、酸性雨などの環境汚染が大きな話題となっていました。
武雄さんは農薬と肥料の安全性に疑問を抱き始め、まずすべての茶畑を有機栽培に転換するという10年にわたる取り組みを開始しました。その後、日本で有機認証を取得するために数年にわたるプロセスを経て、武雄家は2000年以降、有機認証を受けた茶のみを販売しており、現在は息子の秀之さん(上の写真で湯呑茶商のイアン・チュンさんと黒い服を着ている)が父の伝統を受け継いでいます。
武雄さんからのメッセージ
できる限り、自然に近いお茶を造りたいと思っています。農業で化学薬品を使うのは安全でしょうか?確かなことは分かりませんが、果物のように皮を剥くことができないお茶だからこそ、安全なものにこだわっています。お客様には、私たちが作る茶葉の中で、最も安全なものをお届けしたいのです。