最近日本からイギリスに来て、現在滞在しています。最新の記事はこちらです。白玉とイートン・メスの出会い:日本とイギリスの夏のデザート融合

私は日本から大好きな日本茶の一つであるほうじ茶を持ってきました。
ほうじ茶とは?

ほうじ茶をご存じない方のために説明すると、ほうじ茶は文字通り「焙じたお茶」を意味し、緑茶の一種を焙煎して作られます。焙煎することで茶葉は茶色くなり、心地よい香ばしい香りが生まれます。
当店のほうじ茶商品はこちらから。
英国のお菓子からインスピレーションを得た
イギリスに来てからずっと、ほうじ茶とイギリスの伝統的なフレーバーをどう組み合わせようかと考えていました。そこで思い浮かんだのが、定番のイギリスのお菓子「アフターエイト」です。
アフターエイトは、イギリスをはじめ多くの国で人気のチョコレートです。ペパーミントフォンダンの薄い層をダークチョコレートでコーティングした、爽やかなミントの風味と濃厚なチョコレートが絶妙なバランスで、上品な味わいです。
そこでふと、ほうじ茶とミントの組み合わせはどうだろう?と思いつきました。チョコレートと同じように、ほうじ茶にも深みのある焙煎の風味があるので、ミントと相性抜群かもしれないと思い、試しにほうじ茶にミントを入れて淹れてみたら、すごく美味しくできました。
レシピをまとめる
そこで、さらに一歩進んで、ミントほうじ茶ゼリーにしてみました。濃厚でクリーミーな仕上がりにするために、スコーンによく添えられるイギリスの定番スイーツ、クロテッドクリームをスプーン一杯トッピングしました。さらに、どこでも簡単に手に入る缶詰のフルーツカクテルも加えました。これで、夏にぴったりのプディングが完成です!
ほうじ茶ミントゼリーのレシピ
材料
ゼリー用(200mlカップ4杯分、または600mlボウル1杯分)
- ティーバッグ3個またはほうじ茶10g
- 新鮮なミントの葉をひとつかみ
- 水600ml
- 砂糖40g
- ゼラチンリーフ5枚
飾り用(お好みで)
- クロテッドクリーム
- 牛乳少々
- フルーツカクテルの缶(オプション)
- 新鮮なミントの葉(オプション)

説明書
ゼリーを作る
- ゼラチンシートを冷水を入れたボウルに5分間浸し、柔らかくなるまで待ちます。ゼラチンを水から取り出し、余分な水分を絞り出します。
- 鍋に水600mlを入れ、沸騰させます。沸騰したら火を止め、ほうじ茶とミントの葉を加えて3~5分蒸らします。
- 紅茶とミントを取り除き、砂糖を加えて溶けるまでかき混ぜます。
- 板ゼラチンを加え、優しく混ぜて溶かします。溶けない場合は、50~60℃で再度温めてください。沸騰させないように注意してください。沸騰させるとゼラチンが固まりにくくなります。
- 混合物をカップまたはボウルに注ぎます。
- 冷ましてから、混合物が固まるまで冷蔵庫で冷やします。
デザートを組み立てる
- 少量の牛乳でクロテッドクリームを滑らかになるまで混ぜます。
- ゼリーの上にクリームを乗せ、お好みでフルーツカクテルとミントの葉を添えてください。
軽くて爽やかなゼリーは、暑い夏の日にぴったり。ちょっと変わったもの、でもホッとするひとときを。素敵な夏をお過ごしください!

本日のおすすめ
深煎りの茶葉がゼリーに豊かな香りと風味を与えます。
秋摘みほうじ茶よりもすっきりとした味わいのほうじ茶です。すっきりとした爽やかなゼリーがお好みの方は、ぜひお試しください。
このレシピでは、イギリスで簡単に手に入るゼラチンを使ってゼリーを作りました。ヴィーガンデザートをお探しの方は、海藻由来の伝統的な日本のゼリー素材である寒天を使ったゼリーキットもご用意しております。
