日本では栗の季節がやってきました!9月から10月にかけては、新鮮な栗が店頭に並び、栗を使った料理やスイーツもたくさん登場します。
こちらは栗から作られた栗きんとんという和菓子です。

栗きんとん(栗きんとん)
秋に楽しみにしている人も多いです。
栗きんとんって何?
栗きんとんは、栗をすりつぶし、砂糖を練り込んだ素朴な味わいのお菓子です。食感はなめらかで、栗の粒がごろごろと香ばしく、栗本来の風味を存分にお楽しみいただけます。
京都では栗茶巾、栗茶巾絞りとも呼ばれます。この名前は作り方に由来しています。茶巾とは文字通り、茶の湯の道具についた水などを拭き取るための専用の布のことです。絞りとは「ねじる」という意味です。栗ペーストを生地でねじって作ったお菓子です。

茶巾絞り布で形を作る方法
栗きんとんの歴史
栗きんとん発祥の地は、岐阜県中津川市と言われています。中津川は日本の中央部に位置する小さな山間の町です。この地は栗の産地として知られ、1万年以上前の縄文時代から栗が食べられてきました。
栗きんとんは江戸時代(1603~1868年)に誕生し、日本全国に広まりました。江戸時代、ある山奥で何が起こっていたのでしょうか?
 
岐阜県中津川市(岐阜県中津川市)
栗きんとんと茶の湯
中津川は江戸時代、東京と京都を結ぶ山道、中山道の宿場町として発展しました。東京と京都のちょうど中間に位置していたため、東京と京都の文化が融合した独自の文化が育まれ、多くの文化人が暮らし、 茶の湯が盛んに行われました。

日本の茶道では、抹茶をいただく前にお茶の風味を引き立てる菓子をいただくため、菓子の安定供給が求められました。中津川の菓子職人によって栗を使った菓子が多く作られ、栗きんとんが開発されました。
栗きんとんは、日本の茶道の秋のお菓子として今も人気があります。

中津川は栗きんとん発祥の地として有名で、小さな町にも栗きんとんを販売するお店が10軒以上あり、お気に入りの栗きんとんを求めて多くの人が訪れます。
栗の里に行けなくても、お家で作ることができます。栗を用意して、伝統のお菓子作りに挑戦してみましょう。
栗きんとんレシピ
 
このレシピは日本産の栗( Castanea crenata )を使用しています。食感や甘さは異なりますが、他の種類の栗(ヨーロッパ産や中国産)でも作れると思います。

日本栗 (日本栗, Castanea crenata )
材料
栗500g / 17オンス
砂糖80g/3オンスまたはカップ
塩ひとつまみ
説明書
1 深めの鍋に栗と冷水を入れます。 沸騰させてから弱火で30~40分加熱します。
2 栗を包丁で半分に切り、スプーンで果肉を絞り出します。
3 果肉を潰すか、ブレンダーに入れます。 潰す量はお好みで。滑らかなペーストに少しカリカリとした食感を残したい場合は、少し残しておいても構いません。
4 鍋に潰した栗、砂糖、塩を入れ、弱火で加熱しながらヘラで絶えずかき混ぜ、砂糖と塩を溶かします。水気を切るまで混ぜます。焦げ付かないように注意してください。かき混ぜにくい場合は、水を足してください。
5 お皿に移し、30gずつ切り分けます。濡れ布巾かラップに乗せ、布巾をひねって丸めます。(茶巾絞りです。上の写真をご覧ください。) )。

茶道の歴史に思いを馳せながら、抹茶と一緒にいただくのも素敵ですね。
コーヒーや紅茶もよく合います。
秋の味覚をお楽しみください!!
今日のおすすめ
抹茶
自然栽培 湯呑み抹茶 佐保姫 プレミアムセレモニーグレード(有機JAS)
農薬・化学肥料を使わずに栽培。収穫の3~4週間前に遮光。

煎茶
岐阜県白川の山岳気候で栽培された茶葉は、独特の爽やかな香りと、舌の上で広がる豊かな風味が調和しています。
本
エッセイ集(毎日が素敵な日)+インペリアルグレード宇治抹茶セット
茶の湯(日本の茶道)をテーマにしたエッセイ集。このエッセイは映画化され、日本の著名な女優、樹木希林の遺作となりました。映画の予告編はこのページに掲載されています。

ティークロス
栗きんとん(茶巾絞り)の形作りや茶道のお稽古にもお使いいただけます。
 
             
        