寒天って何ですか?
寒天は、紅藻類、特にテングサやオゴノリなどの藻類から作られる天然のゲル化剤です。何世紀にもわたって、伝統的な和菓子や料理に広く使用されてきました。
寒天を使った伝統的なお菓子として最もよく知られているのは、羊羹やみつ豆などです。

羊羹は、小豆などの餡を砂糖と寒天と混ぜ、加熱しながらかき混ぜてとろみがつくまで煮詰めて作る、固めのゼリー状のお菓子です。(上の写真参照)
みつ豆は、小さな角切りの寒天、赤エンドウ豆、各種フルーツ、そして甘いシロップをかけて作るさわやかなデザートです。(下の写真をご覧ください)

寒天を使ったもう一つの美味しいお菓子は琥珀糖です。その結晶のような見た目から「食べる宝石」と呼ばれることもあります。こちらは、当店のオリジナルレシピで作るお茶風味の琥珀糖です。

寒天は伝統的な和菓子に限らず、ゼリーやお菓子などにも使えます。

寒天、ゼラチン、寒天の比較
ゼラチンは、牛や豚の皮や骨、魚の鱗や皮から抽出したコラーゲンを原料とした動物性のゲル化剤です。一方、寒天は海藻由来の植物性ゲル化剤です。ゼラチンは、動かすと「プルプル」と揺れる、柔らかくふわふわとした食感を生み出します。一方、寒天は、サクサクと崩れる食感を生み出します。
寒天(アガーアガーとも呼ばれる)は、寒天に似た植物由来のゲル化剤で、様々な種類の紅藻類から作られ、ローカストビーンガムと混合されることが多いです。寒天はゼラチンに似た食感で、滑らかでありながらしっかりとした食感が特徴です。
寒天の魅力
ゼラチンの柔らかい揺れとは異なり、寒天はサクサクとした食感でしっかりとした食感になり、特に暖かい季節にはデザートに爽やかな口当たりを与えます。
3種類の中で、寒天は最もゲル化力が強く、少量でも固形のゲルを作ることができます。一度固まると、高温でも溶けないので、温かい季節のデザートに最適です。
寒天は 100% 植物由来なので、ビーガンやベジタリアンの食生活を送る人にとってゼラチンの優れた代替品となります。
低カロリーで食物繊維が豊富です。軽めのデザートや健康志向のレシピに人気の食材です。さらに、ダイエット食品、クレンジングプログラム、高齢者介護のための栄養食にもますます利用されています。
日本の伝統的な食材である寒天を毎日の食事やおやつに取り入れるのは素晴らしいアイデアです。
新しい寒天キットのご紹介
寒天を使ったレシピ
本日のおすすめ
寒天には棒状、紐状、粉末状など様々な種類がありますが、粉末寒天は使い勝手の良さとゲル化力の高さから、家庭用として定番化しつつあります。