桜の季節が到来です。今年は東京では3月下旬に開花すると予想されており、人々は桜の開花を心待ちにし、桜を使った料理や商品を味わうことでお祝いしています。この記事では、江戸時代(1603~1868年)から400年以上もの間飲まれてきた伝統的なお茶「桜茶」をご紹介します。
桜茶とは何ですか?
桜茶は桜湯とも呼ばれ、桜の花の塩漬けをお湯に漬けて作る飲み物です。
昔から、お茶は縁起物として婚約式などのお祝いの席で飲まれてきました。お茶碗の中で花が開くことから、二人の未来が「咲き誇る」ようにと願われたのです。
八重桜という品種の桜が使われることが多いので、お茶の中に美しく豪華な花びらの層を見ることができます。(下の写真:八重桜)


桜茶の作り方
作り方は簡単です。基本的には、カップにお湯を注ぎ、桜を1~2個入れます。ポイントは塩分を少し抜くことです。塩分を抜かずにカップに入れると、お茶が塩辛くなってしまいます。
花をぬるま湯に約5分間浸し、カップに入れます。熱湯を注ぎます。さらに風味を加えたい場合は、浸したお湯を小さじ1杯カップに加えます。
冷たい水で

伝統的なお茶の飲み方ではありませんが、暖かい日の散歩に、塩抜きした桜の花をボトルに詰めて飲んでみました。花には塩気と酸味があるので、汗をかいたときに飲むと最高でした。デトックスウォーターのようにも楽しめると思います。
また、この水の良いところは、花の鮮やかなピンク色を楽しめることです。
花を使ったその他の飲み物
煎茶やほうじ茶に桜の花を入れても美味しいです。その場合は、桜茶よりも塩分を多めに取り除いた方が良いでしょう。冷水に2~3時間浸し、水を替えながら置いてください。
紅茶や葛茶もよく合います。
紅茶入り:さくらティーラテのレシピ

葛根茶を使った「桜葛湯」のレシピ

花の他の使い方
焼き菓子にもお使いいただけます。塩味がケーキやビスケットによく合います。独特の風味と可愛らしい色合いが、焼き菓子に彩りを添えてくれます。
日本の春の味覚をお楽しみください!!

今日のおすすめ
この記事で紹介する塩漬けの桜の花
飯島清太郎商店 KN003: 桜の花の塩漬け (国産) 桜花の塩漬
神奈川小田原市にある家族経営の工場では、桜と梅の木を栽培し、代々受け継がれてきた技法で塩漬けの桜、梅干し、ゆかり(梅を紫紫蘇で漬けたもの)を作っています。